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セルライトを落とすのに運動は逆効果?

セルライトを落とすのに運動は逆効果?

美容豆知識 | update: 2016/10/18

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ヒップや太腿などに特につきやすいセルライト。ボコボコとした表面も醜く「なんとかしたい!」という女性は少なくありません。エクササイズでスッキリ解消したいところですが、逆効果になってしまう運動もあるのはご存じでしたか?

セルライトとは

セルライトとは皮下脂肪組織が脂肪、水分、老廃物を溜め込んで、スポンジのように肥大化したものです。コラーゲン組織と絡み合いガチガチにかたまっている状態で、一度できてしまうと落ちにくいことで知られています。食事制限だけで解消するのはまず無理と思って下さい。

セルライトができる理由

脂肪は酸素と結びついてエネルギーになります。酸素は血液によって運ばれてきますが、血流が悪くなって酸素が足りなくなると、脂肪のまま溜め込まれてしまいます。さらに、リンパ液の滞りで回収されなくなった老廃物がそこに結びつき肥大化したものがセルライトなのです。一度セルライトができると毛細血管やリンパ管を圧迫するため、更に代謝が悪化してしまいますますセルライトができやすくなるという悪循環に陥ります。

解消には運動が必要?

セルライトを消そうと思ったら、食事制限だけではなく必ず運動も取り入れるようにしたいところです。しかし、間違った運動はかえって逆効果になってしまうので、くれぐれも注意するようにしてください。たとえば、短時間で筋肉痛になるような激しい運動は逆効果です。なぜならば、筋肉は酷使されるとパンプアップ、すなわち水分を蓄えようとするからです。水分過多になりむくんでしまっては逆効果と言えます。運動の目的はあくまでも血管やリンパ管の流れを改善して新陳代謝を正常化することと心得ましょう。

有酸素運動のすすめ

血流やリンパ液の流れをスムーズにしたいなら、おすすめは有酸素運動です。有酸素運動とは、酸素を十分に取り入れ、脂肪を燃焼させながら行う運動のことです。比較的弱い力をかけながら、最低でも20分以上続けることが効果的と言われています。代表的な有酸素運動にはウォーキング、エアロバイク、エアロビクス、ゆっくりとした水泳などがあります。いずれも負荷をかけすぎると逆効果になってしまうので、いずれもゆったりと楽しむようにしましょう。

なぜ20分必要なのか?

20分の有酸素運動というのは、慣れないうちは大変かもしれません。しかし、最初の20分で使用されるのは血液中の脂肪だけです。血液をサラサラにしたいという目的ならばそれでも十分と言えるでしょう。しかし、セルライトを解消するには内臓脂肪や皮下脂肪がエネルギー源となる20分以降の運動こそが鍵を握るといっても過言ではありません。

また、いくら有酸素運動でもバテすぎてしまうのも逆効果です。無理して頑張っている時にはどうしても呼吸も早く浅くなりがちで、脂肪を燃焼させるための酸素が不足してしまいます。「息が苦しい」と思ったら無酸素運動になってしまっている可能性もあるので、一度大きく深呼吸して体制を整え直しましょう。平熱から1℃から2℃体温が上がった状態で、軽く汗ばむ程度のエクササイズを心がけて下さい。

運動をする時には少しぐらい空腹な方がより効果的です。朝の軽いジョギングなどもおすすめですが、まったく何も食べないというのも危険です。朝は血糖値が低く、脳のエネルギー源が不足している状態なので、バナナ1本だけでも口にしてからジョギングに出かけるようにしましょう。

いかがでしたでしょうか。一度できてしまうとなかなか解消できないセルライトですが、適切な有酸素運動によってゆっくりと減らしていくことは可能です。あせって激しい無酸素運動ばかりしてしまうとかえって逆効果なので、くれぐれも気をつけましょう。

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