ふくらはぎのむくみ…実はこんなことも原因なんです
夕方になるとふくらはぎがパンパンでブーツがきつくなってしまう…そんな経験をお持ちの女性は多いと思います。そもそもふくらはぎがむくむ原因は何なのでしょうか？むくみと関係がある事柄を紹介します。
血液は、心臓から送り出されて全身に届けられます。そして体の隅々まで酸素や栄養が行き渡ったら、今度は老廃物や二酸化炭素・水分を回収しながら心臓に戻ります。このときに通るのが静脈やリンパ管です。また、血管と細胞の間を受け渡しているのが細胞間液で、この液体が何らかの原因で増えたのがむくみとなるわけです。
むくみの原因はさまざまあります。主なものは、足に流れた血液を押し戻すための筋肉の働きがうまく機能していないためです。ふくらはぎの筋肉は第二の心臓とも呼ばれ、下半身血液を心臓に戻す働きをしています。このポンプが機能するためには筋肉が伸び縮みする必要があります。
また、ふくらはぎのむくみの原因は以下のようなものも考えられます。
・ 長時間同じ姿勢を続けている
・ 筋肉の低下
・ 冷え症により血流が悪くなる
・ 塩分の摂りすぎによる水分の蓄積
・ 運動不足によりポンプが働いていない
・ ホルモンの影響
・ ビタミンやミネラル不足
・ 心臓病や腎臓病など病気によるもの
一時的なむくみなら問題がありませんが、1週間以上酷い症状が続くなら医師の診察を受けることをおすすめします。
ふくらはぎのむくみが一時的にあるなら、次のような解消方法で対策してみましょう。
・ マッサージする
・ 入浴して下半身を温める
・ 適度な運動を心掛ける
・ 温水、冷水を交互に浴びて血流を促す
・ ミネラルやビタミンを摂取する
マッサージは、ふくらはぎがむくみやすい夕方以降に行うのがおすすめです。入浴後血流が良くなっている際にやるのが良いでしょう。余分な水分を排出しやすくし、血流も改善します。
運動は、ウォーキングやストレッチなどによってふくらはぎの筋肉を伸ばすことでも改善できます。前屈運動をするとふくらはぎの筋肉がよく伸びるため、むくみがちの方は毎日夜に実行すると良いでしょう。
ふくらはぎのむくみの原因を紹介しましたが、身に覚えがある方も多かったのではないでしょうか。一度むくむと老廃物の排出や水分代謝がますます悪くなり、さらに悪化しやすいため、できるだけ早めに対処してくださいね。むくみは一度起こると慢性化しやすいため、日々のケアや対策を心がけましょう。
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