イヤな垂れ尻！ヒップアップに効果的な方法とは？
年齢とともにどうしても降下しがちなヒップライン。自分では見えない部分なので知らないうちに垂れ下がっていた……というようなケースも少なくありません。丸くキュッと上がったヒップを取り戻すことはできるのでしょうか？
そもそも、なぜヒップは垂れてしまうのでしょうか。たとえば、若い頃に高いヒールばかり履いていた人は垂れ尻になりやすいとも言われています。ハイヒールで歩くとどうしても膝が内側に入りやすくなり、お尻の筋肉を正しく使えなくなります。その結果、ヒップラインが崩れてしまうのです。
お尻の筋肉といえば大殿筋です。骨盤の後ろ側をほぼ覆っているような大きな筋肉で、お尻の形を決定づけているといっても過言ではありません。小尻に憧れるあまり大殿筋を削いでしまうと、垂れ尻になってしまいます。ヒップアップには大殿筋をほどよく丸く発達させなければいけません。大殿筋は骨盤を介し、上半身と下半身をつなげている筋肉とも言えます。足を後ろに蹴りあげたり、座った姿勢から立ち上がる動作には欠かせない筋肉でもあります。
大殿筋の弱体化は、誤った座り方でも引き起こされます。たとえば、
・椅子に浅く腰掛けて背もたれに寄りかかっている。
・足を組んでいる。
・足を投げ出している。
このような座り方をしている人は、すでにお尻が垂れていてもおかしくありません。骨盤も歪むため、お腹もポッコリ出やすく、腰痛にもなりやすくなっています。両足を床につけ、背筋を伸ばして座るだけでも多少のヒップアップ効果を期待することもできます。
また、間違ったサイズの下着をつけていても、ヒップラインは下がりがちです。小さすぎるサイズではお尻まわりの血流が悪くなり新陳代謝が鈍りますし、かといって大きすぎるサイズは下着のサポートがなく、いずれもヒップアップ効果を期待できません。ブラジャーに気をつける人でもついパンツはおろそかになりがちですが、じつは下半身も身体にフィットする商品を着用しなくてはいけないのです。
以上のような、日常生活の中でいくつかのポイントに注意すれば、ある程度のヒップアップ効果もあります。しかし、より確実なヒップアップ効果を求めるならば、エクササイズを取り入れることを強くおすすめします。ヒップアップ効果があるとされるエクササイズの中でも代表的なのはやはりスクワットでしょう。普通にスクワットをするだけでも十分ですが、ゆっくりと筋肉に負荷をかけていくスロートレーニング方式ならばより効果的とも言われています。
・肩幅よりやや広めに足を開いて立つ。
・つま先と膝は外側を向くようにする。
・ゆっくり3秒かけながら太腿が床と水平になるまで腰を下ろす。
・3秒かけてゆっくり体を持ち上げる。
・膝が伸びきる前に止め、再度ゆっくり腰を下ろしていく。
・ゆっくりペースを保ちながら1セット10～15回として行う。
1セットごとに30秒休憩し、1回3セットを目標に頑張ってみましょう。
また、大殿筋を中心に鍛えてヒップアップ効果をねらうならば、次のようなエクササイズもおすすめです。
・ひじを前方につけて四つん這いになる。
・片足ずつ、後ろにあげていく。
・膝はまっすぐに伸ばしたまま足首を90度に曲げ、お尻の高さまで上げ、小刻みに30回上下させる。
これを1日に1回～3回繰り返しましょう。
いかがでしたでしょうか。お尻は正しい姿勢を保つにも大事な部分ですし、他人の目にもつきやすく、見た目年齢に大きくかかわっています。日常の所作の改善やエクササイズによってコツコツとヒップアップをめざしましょう。より効果的にヒップアップしたいならばエステサロンを利用してみるのもひとつの方法です。部分痩せプランなどを利用してみてはいかがでしょうか。
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