セルライトは運動で落ちる？セルライトができる仕組みを知ろう
セルライトは運動では落ちない、と言われています。確かに運動だけをしていてもセルライトの解消は難しいでしょう。ただし運動が全く関係ないというわけでもありません。運動で落ちるセルライトと落ちないセルライトについて、またセルライトの効果的な落とし方を紹介します。
■セルライトには種類がある
セルライトと一言で言われていますが、セルライトには種類があります。
・脂肪型セルライト
体に蓄積された脂肪が老廃物と結びついたセルライトです。通常セルライトと呼ばれているものです。
・むくみ型セルライト
冷えなどによる血行不良でむくみ、脂肪細胞が水分や老廃物を溜め込んでしまった状態のセルライトです。
・線維化形セルライト
脂肪細胞の周りにコラーゲンが絡みついて肌の表面が凸凹してしまう状態。脂肪型やむくみ型セルライトを放置しておくと線維化形セルライトになってしまいます。
■セルライトを放置しておくと運動で落ちる可能性が低くなる
線維化形セルライトになってしまうと、食事制限や運動をしても凸凹したセルライトは解消されません。マッサージをしてもつぶれることはないでしょう。エステサロンや美容外科などに行ってマシンなどを使い、解消してもらうしかなくなります。
まだ脂肪型セルライトやむくみ型の場合は比較的落としやすいと言われています。ただし、長い期間放置しておくほど運動やマッサージなどで落とすのは難しくなります。
なぜ長い期間放置しておくと落ちにくくなるかというと、セルライトができるのは生活習慣に原因があるからです。セルライトができる理由は、皮膚の下にある脂肪細胞の間を流れるリンパ液や血液が滞るからです。スムーズに循環していれば、余分な水分や老廃物、たんぱく成分などを回収し体外に排出します。
しかしリンパ液の流れが悪くなると余分な水分や老廃物が流れなくなり、さらに脂肪細胞と老廃物がくっついて巨大化し固まってしまうとセルライトができてしまいます。セルライトができると流れが悪くなり、さらに大きく硬い塊となっていくのです。
この状態になってしまうと運動で落ちる可能性はほとんどないでしょう。
■セルライト解消のために運動はムダではない
運動をしてもムダ…とあきらめてはいけません。そもそもセルライトができてしまう理由は運動不足や冷えなどの血行不良が大きな原因です。さらに高カロリーの食事や脂肪分の多い食事は脂肪細胞の肥大化につながり、睡眠不足やストレスなどは血行不良につながります。
まずはこのような生活習慣を改善することがセルライトの解消につながります。
血行不良や冷えの解消は運動をすることが大切です。運動といっても毎日何キロも走るなど激しい運動をする必要はありません。歩くときに早足で歩いたり、バスや電車の1区間を歩いたりするだけでもいい運動になります。
もちろん、定期的にジムに通ったり、ヨガ教室などに行ったりすればより効果的と言えるでしょう。または、朝起きたときや夜寝る前にストレッチをするのもおすすめです。さらにむくみやすい足や腕のマッサージもおすすめ。手でさすったり、揉んだりするのもいいのですが、ゴルフボールやテニスボールを使って刺激を与えるのもよいでしょう。
生活習慣を変えることでセルライトができにくい体質になり、新たにセルライトを作り出さず、塊を大きくせずにすむでしょう。運動をすることもムダではないということです。
セルライトは多くの女性が悩んでいます。要因となる生活習慣を改めないとセルライトは固くなり、自分では落とせなくなります。そうなる前に血行不良や冷えを改善することが必要です。定期的な運動やマッサージ、質のよい睡眠などを心がけてセルライトができない体になりましょう。
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