二の腕にぶつぶつができてしまった！この正体は？
二の腕を触るとぶつぶつしている、というのは一般的には「サメ肌」と言われるものです。自分だけでは？と思っている人も多いようですが、約6割の人が年間を通して二の腕のぶつぶつに悩んでいると言われています。このぶつぶつの正体は何でしょうか？
二の腕のぶつぶつは、医学的には「毛孔性苔癬（もうこうせいたいせん）」もしくは「毛孔性角化症（もうこうせいかくかしょう）」と言われる皮膚疾患であることが多いです。
二の腕の他にも、肩や背中、太ももなどにぶつぶつ、またはざらざらした丘疹ができ、薄い赤い色だったり、皮膚の色だったりします。痛みなどはないですが、かゆみを伴うこともあります。子どもの頃から発症する人もいて、思春期などでは二の腕がぶつぶつしている人も少なくありません。20代を過ぎると減少し、30代になるとほとんど症状は見られなくなるのが普通です。中には30歳を過ぎても消えない場合もあります。
この二の腕のぶつぶつの原因は、毛穴周辺の角質が厚くなり、毛穴を塞いでしまうことで、毛穴に角質が溜まり皮膚の表面が盛り上がってしまうことです。肌が乾燥し、新陳代謝が乱れると、ぶつぶつが悪化しやすくなります。遺伝が原因と言われることもありますが、はっきりとした原因が解明されていないようです。ただし、放置しても体に悪影響を与えることはないので、あまり気にし過ぎないようにしましょう。
そうはいっても女性としては気になるものです。対策としては、余分な角質を落とし新陳代謝を促すことです。自分でできるケアとしては、尿素入りのクリームなどを使う方法があります。保湿効果や血行を促進する作用のある医薬品もあるので、それを利用するのも方法の一つです。大切なのは肌を乾燥させないこと。お風呂上りなどには保湿クリームなどを塗って肌を保湿しましょう。
二の腕のぶつぶつは自分で改善するのは簡単ではないと言われています。間違った方法でケアをすると、色素沈着などを起こし肌を傷めてしまうこともあるので、気になる場合は皮膚科などに行って適切なケアをすることをお勧めします。
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