太もものサイズの平均ってどれくらい?
日本人の女性は痩せているにもかかわらず、自分は太っていると思い込んでいる女性が多いようです。特に足の太さに悩みを抱える女性は多いでしょう。しかし太ももは少しくらい太くても魅力的なものです。でも気になる太ももの太さ。今回は太ももの平均的なサイズについてご紹介します。
» 太ももの平均サイズ
日本人女性の太ももの平均は45~50cmと言われています。また、データによっては54cmとしている場合もあります。約50cmが平均と考えれば良いでしょう。このサイズは太くもなく、細くもないといったところです。
ただし、太もものサイズの平均といっても身長によって異なります。身長が高くなればなるほど太ももも太くなりやすく、身長が低く小さい人は太ももも細くなりやすいです。自分の太もものサイズが平均以上だからと言って、一概に太いとは言えないのです。あまり周りと比べ過ぎず、数値も目安程度に考えるようにした方が良いでしょう。
なお、スタイルが良いというイメージが強いモデルさんは、やはり太ももも細いです。身長160cmのモデルさんで太もも43~45cm程度とされています。細い人になると36cmという人も。やはり細い人は太ももも細めです。
ちなみに、太ももは女性が細くしたいと思っている部位ではありますが、男性目線からいうと太ももはどちらかというと太目の方が魅力的に映るようです。あるアンケートでは、「ちょっと太めの方が好き」「太めの方が健康的に見える」「筋肉質な太ももがいい」といった意見が多く出ていました。これはお尻の大きな女性やバストが豊かな女性がモテる理由と同じことのようです。女性のふくよかさ、弾力のある体は男性にとっては本能的に魅力なのでしょう。
» 自分にとっての最適なサイズは?
女性にとっては細い太ももを手に入れたいと思っている人も多いでしょう。理想と言われているのは、身長×0.3と言われています。また、ワコール人間科学研究所が発表している「ゴールデンカノン」という指標によれば、身長×0.29~0.31が理想の太ももサイズのようです。モデルさんや女優さんのように細くなる必要はないかもしれませんが、確かに太すぎるのは気になるもの。上半身とのバランスも大切です。
身長による最適な太もものサイズを表にしました。
身長 | 理想の太ももサイズ |
---|---|
145 | 43.5 |
150 | 45 |
155 | 46.5 |
160 | 48 |
165 | 49.5 |
170 | 51 |
大切なのは単純なサイズではなく、自分の身体に合った太さかどうかという点です。
» 太ももの測り方
意外に太ももの正確な測り方をご存知の方は少ないと思います。自分の太ももの太さが太すぎるのか、それとも適正なのか把握するために、正しい計測方法を覚えておきましょう。
・一番太いところで計測する
太ももは、最も太い部分を計測します。概ね脚の付け根の数センチ下になることが多いです。「少しでも細いサイズに」という気持ちはわかりますが、見た目が細くなるわけではありませんから敢えて細い部分を選んで測ったりしないようにしましょう。
・測る時は片方の足に体重が乗り過ぎないようにする
片足だけに重心が乗っている状態だと、体重がかかっている脚の方が太くなってしまいます。両足に均等に重心が乗った状態で測りましょう。足をそろえて立った状態で、上体だけ倒すのが正確に計測できます。
・メジャーが脚に食い込まないように
メジャーをどの程度の強さで締め付けるのか、という点も疑問に感じる方が多いと思います。メジャーは太ももにジャストフィットしている状態がベストです。決して食い込むほど強く締め付けないようにしてください。逆にユルユルにしてしまうのも良くありません。一度強く締め付けてから引っ張る力を抜くとちょうどフィットしやすくなります。
また、メジャーが斜めにならないように注意しましょう。計測値がかなり太くなってしまいます。鏡を見ながら、ズレていないか、床と平行かを確かめながら測るのがおすすめです。
・足がむくんでいないタイミングで計測する
一日の中でも太ももの太さは変化しています。特に夜などは脚がむくんでいる場合が多く、実際の太さよりも太くなります。太ももを測る際は、むくみがない朝に測ると正確な数値が出せます。
» 太もも太りを解消しよう
「もっと太ももを細くしたい!」と思った方のために、脚のタイプに合わせた対処法をまとめました。太ももが太い場合、脂肪がつきすぎている、筋肉がつきすぎている、むくんでいる、骨格がゆがんでいるなどの原因が考えられます。
○太ももの脂肪を落とすには
太り気味の場合、痩せることで太ももも細くなる可能性が高いです。体重を1kg落とすと、0.5cm~1cm太ももが細くなると言われています。まずは身体全体のダイエットに取り組んでみましょう。ダイエットは、食事制限と運動をメインにします。
・食事制限
消費カロリーが摂取カロリーを上回れば、身体は足りない栄養素を脂肪や筋肉を分解することで補填するので、体重が落ちていくことになります。ただし、体脂肪1kgを運動だけで落とそうとすると、7200kcal消費する必要があります。フルマラソンの消費カロリーが2500kcalと言われているので、現実的ではありません。効率的に引き締めるためには食事制限が必要になってきます。
食事制限をする場合も、基礎代謝を下回るような過度な制限は禁物です。一気に痩せようと思わず、1ヶ月1kg減らすペースを目安にしましょう。体重50kgの女性の1日の消費カロリーは1600~1800kcalと言われています。食事制限のみで1ヵ月で1kg痩せるには、1日当たりの摂取カロリーを消費カロリーから240kcal減らせば良い計算になります。したがって、1400kcal~1550kcal程度を目安として食事を摂るのが良いでしょう。ちなみに、240kcalは、大体ご飯一杯分相当です。現在体重が安定している方は、毎日の食生活で食べる白米の量を少し減らす程度でも、体重は落ちていくでしょう。
・運動
上記で「運動は痩せるには効率が悪い」というようなお話をしましたが、適度な運動は健康的に痩せるためには必要です。また、ある程度筋肉がついている方が、ハリのある美脚になります。スクワット、有酸素運動などを無理のない範囲で継続して行ってみましょう。
・セルライトに注意!
なお、注意したいのは、セルライトができている太ももです。セルライトができてしまうと、ダイエットや運動だけでは痩せることができません。また、セルライトができているということは、血行が悪く老廃物が流れにくくなっているということです。それは足の冷えなどにもつながりますので、セルライトができる前に、血行不良を起こさないようにしたいものです。
女性的な太ももを目指すなら、セルライトのない、平均サイズを目安として細すぎない足を目指しましょう。そのためには、ジョギングなどの有酸素運動や筋力トレーニング、リンパマッサージなどをして、太もものケアを日常的に行うことが必要です。
○筋肉太りの解消方法
そんなに太っているわけではないのに、筋肉で脚が太くなってしまっているという方も多いと思います。この場合、O脚やX脚が原因になっている可能性があります。O脚やX脚の場合体のバランスがとりにくいため、太ももの外側にある大きな筋肉に負荷がかかり、筋肉が大きくなってしまうのです。
O脚やX脚の解消には内転筋を鍛えるのが良いとされます。内転筋とは、太ももの内側にある筋肉です。内転筋を鍛えると脚を閉じる力が上がるため、O脚やX脚の改善に期待できます。内転筋は以下の方法で鍛えることができます。
・チューブトレーニング
1.トレーニングチューブを柱などに固定し、片足に引っ掛けます
2.少し脚を開き、チューブを掛けている脚を逆側の脚に引き寄せるように引っ張ります
3.ゆっくりと脚をもとの位置に戻します
10回を1セットとし、3セット程行いましょう。
・ボールトレーニング
1.椅子に座り、バレーボール大のボールを両膝で挟みます
2.両膝でボールを潰すイメージで力を入れます
3.力を入れた状態で10秒キープします
4.ゆっくり力を抜きます
こちらも10回を1セットとし、3セット程度行いましょう。
○ゆがんだ骨格の改善方法
体重は落ちているのに脚だけ結果が出ないという場合は、骨格のゆがみが原因となっている可能性があります。この場合は骨盤矯正などをすることで、大きな効果が得られる場合もあります。市販の骨盤矯正サポーターや整体を利用してみると良いかもしれません。
○むくみを解消するには
筋肉や脂肪ではなく、むくみで脚が太くなってしまうという方もいます。脚は、体の中でも心臓から遠いため血流が悪くなりやすく、また重力の関係もあって水分が溜まりやすい部分です。
脚がむくみやすい人は、脚の筋肉が衰えているケースが多いです。脚の筋肉は、血液を循環させるポンプの役割を果たしているため、衰えると血液が滞りやすくなり、同時に水分も停滞してしまいます。
むくみにくい脚にするには、太もも、ふくらはぎの筋肉を鍛えましょう。太ももの筋トレはスクワットがおすすめです。スクワットと一口に言っても、脚を広げる広さや腰を沈める深さによって、効く部位や強度が変わってきます。いろいろ試しながらバリエーションを持たせた方が飽きにくく続けやすいはずです。
ふくらはぎの筋トレは、つま先立ちがおすすめです。壁などに手をついて体を安定させた状態で目いっぱいかかとを上に上げます。この状態を3秒キープしたらゆっくりとかかとを下ろします。10回を1セットとし、5セットくらい行いましょう。ゆっくりとした動作で行うのがポイントです。太もも、ふくらはぎのどちらも、鍛えたい部位を意識してトレーニングを行うと、より効果が出やすくなります。
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