太もものサイズはどこを測るのが正解？
身体のサイズを測ろうとメジャーを持ってはみるものの、どの部分の太さを測るのが正確なのかはわかりづらいですよね。たとえば太ももは、一体どこからどこまでを太ももと言うのかご存知でしょうか。ウエストはへそ周りなのか、それとも一番くびれているところなのでしょうか？今回はさまざまな身体の部位のサイズを正しく測る方法をまとめました！
» 太もも
太ももは、脚の付け根から3cmが正確な位置です。太ももは非常にやわらかい部分なので、測り方にも少しコツが必要です。
まずは立った状態で、脚の付け根から3cmのところに水平にメジャーを一周させます。そうしたら、メジャーを肉に食い込ませるイメージでしっかり締めてください。その後に、今度はメジャーが落ちるすれすれまで緩ませてサイズを測りましょう。
一端締め付けてから開放することで、自然な状態を測定できます。このときに、重心を左右どちらかに傾けると正しく測れないので、まっすぐ立つようにしましょう。
» お尻
お尻は「どの部位から何センチの場所」というのが難しく、「ヒップの一番高いところ」で測ります。できれば全身鏡などを使うといいでしょう。両足をくっつけるようにまっすぐ立って、横を向き鏡を見ながらヒップの一番高いところにメジャーをあてます。そこからメジャーを一周させてサイズを測ります。
» ふくらはぎ
ふくらはぎはお尻と同じく「ふくらはぎの一番高いところ」がサイズを測る正確な位置です。やり方としては、測りたい方の脚だけ立てて片ひざをついた態勢になります。ふくらはぎの一番高いところにメジャーをあて、そこからメジャーを一周させてサイズを測ります。
» ウエスト
正しいウエストの位置は、肘を軽く曲げたあたりの細い部分です！よくへそ周りと混同されがちですが、へそ周りは「腹囲」と言い、ウエストはへそよりちょっと上の部分にあります。鏡の前に立ち、腰の一番細くなっているところを確認しながらメジャーを一周させましょう。
» バスト
バストにはトップとアンダーの2種類があります。トップの正しい位置は、乳頭のある位置、乳房が一番ふくらんでいるところです。少し下がり始めたバストや豊かなバストの場合は、しっかり持ち上げた上体で測ります。メジャーは斜めにならないように注意して、水平を保ったまま測りましょう。
一人だとちょっと測りづらいので、誰かに手伝ってもらうのがおすすめです。脚を閉じ、まっすぐ姿勢を伸ばした状態で測りましょう。
アンダーバストは、乳房のふくらみのすぐ下です。背筋が曲がっていると本来のサイズより太く数値が出る原因になります。身体を引き締めるようなイメージで測りましょう。
» 二の腕
まず腕を横に水平に上げます。そのまま肘を90度に曲げて、力こぶの山ができた一番高い部分が二の腕のサイズを測る正しい位置です。測るときは腕を下に下げて力を抜いて測りましょう。これも一人だと難しいので誰かに手伝ってもらうといいでしょう。
» 理想のボディサイズは？
あくまで理想ですが、理想体型に近いとされているボディサイズをご紹介します。ダイエットや筋トレをする上での目標値の参考にしてみてください！
1:理想体重＝19×身長(m)×身長(m)
美容体重(女性が美容上の目標とする体重)のBMI指数を19として設定します。
2:理想バスト
身長(cm)×0.52～0.53
3:理想二の腕
身長(cm)×0.145～0.146
4:理想ウエスト
身長(cm)×0.37～0.39
5:理想ヒップ
身長(cm)×0.53～0.54
6：理想太もも
身長(cm)×0.29～0.31
7:理想ふくらはぎ
身長(cm)×0.20～0.21
» 平均的なボディサイズは？
ここでは20代女性を例に、平均値から導き出されたボディサイズをまとめてみました。
1:平均バスト
78.4 cm
2: 平均二の腕
23cm
3: 平均ウエスト
60.6cm
4: 平均ヒップ
85.6cm
5：平均太もも
42.4cm
6: 平均ふくらはぎ
32.1cm
人によっては「思っていたより細い」と感じるかもしれませんが、もちろん平均サイズは年齢ごとで変化します。身長、筋肉量による違いも大きいものです。実際のサイズと差があるからといって、一概に太い・細いとは言えないでしょう。
超過していたからといって厳しすぎるダイエットを始めるのではなく、まずは自分の身長から理想サイズを導き出してみてください。太もも・二の腕のサイズが気になるならマッサージ、ウエストが気になるなら食事内容を改善する、下半身が気になるなら運動を組み合わせるなど、バランスを考えたボディメイクが大切です。
とはいえサイズダウンの効果は、そう簡単に表れるものでもありません。場合によってはエステサロンなどの力を借りるのも良いでしょう。
» ボディサイズの計測に適したタイミングは？
ボディサイズの計測は基本的に、毎回同じ時間帯に行うようにします。仕事柄、日中は座りっぱなしという方もいるでしょう。夜には足がパンパンにむくみ、パンプスがきつくなっていることはありませんか？このように身体がむくんだ状態でボディサイズを測っても、正しい計測結果にはなりません。
あるいはご飯をお腹いっぱい食べたあと、ウエストの正しいサイズは測れないでしょう。このことからむくみや食べ物の影響が出にくい朝、あるいは就寝前がベストタイミングです。
» まとめ
身体のパーツごとに、正しいサイズの測り方を解説しました。太もものサイズを測る位置が脚の付け根から3cm下だなんて、聞いたこともなかった方がほとんどでしょう。定期的に自分の身体のサイズを測るようにすると、どの部分に脂肪がついたのか、どれくらい痩せたのかがわかりやすくなります。理想の体型に近づくための参考にしてみてください。
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