あなたの二の腕にぶつぶつ、本当にその薬で大丈夫ですか？
二の腕にブツブツができてしまった時に、薬を塗って対処しようと考える方も多くいるでしょう。市販でも二の腕のブツブツに効く薬はあります。しかし注意したいのは、その原因が何なのかをまず知ることです。
二の腕にできるブツブツは、毛孔性苔癬（もうこうせいたいせん）という皮膚の病気であることがよくあります。この毛孔性苔癬でできてしまった場合と、単純に乾燥などが原因でできてしまった場合とでは、効く薬も違ってくるのです。これを間違えてしまうと、どれだけ薬を塗っても治りません。場合によっては悪化してしまう可能性もあるので気を付けましょう。
肌が乾燥しやすい方の場合、とくに冬場になるとブツブツとした、いわゆるサメ肌に悩まされるという方もいるのではないでしょうか？この場合には、角質軟化作用のある薬が効果的です。水分を与えて角質を柔らかくすることにより、肌をすべすべにします。角質軟化の効果をもたらすのは尿素ですから、尿素の含まれた薬が効果的でしょう。
一方、毛孔性苔癬に有効とされている成分は、サリチル酸と呼ばれるものです。サリチル酸とは、角質溶解作用を持った成分。乾燥肌によるブツブツに対しても効果を発揮しますが、毛孔性苔癬にも有効とされているのです。また、やはり肌のブツブツには角質軟化成分が効果的で、合わせて尿素も配合されたクリームなどを使用することで症状が緩和されていきます。
毛孔性苔癬の場合、軽度の症状であれば、先にあげたような水分を与えることを主な作用とした薬でも効果を実感できるケースがあります。しかし重度な症状の場合には、いくら塗っても症状が改善されない可能性があるのです。
「二の腕のブツブツに効く」という謳い文句のみで薬を購入してしまうと、思ったような効果が実感できないことも考えられます。そのため、自分の肌のブツブツは何が原因なのかを知ったうえで購入するのがおすすめです。まずは自分の症状を見つめ直すところから始めましょう！
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