二の腕のブツブツの原因！もしかしたら毛孔性苔癬かもしれません
暖かい季節になってノースリーブを着たいのに、二の腕の辺りがブツブツしている！なんて方も多いと思います。このザラザラ感やブツブツの正体は何なのでしょうか？
この不快な症状の原因はもしかしたら「毛孔性苔癬」と呼ばれる皮膚病かもしれません。単なる皮膚の乾燥、角質が蓄積しているなどと思っていた方は意外と思ったのではないでしょうか。
毛孔性苔癬の症状はいくつかあります。
・ 触るとザラザラぶつぶつ
・ 痒みや痛みなどの症状はほとんどなし
・ 女性に多く見られる
・ 小児ころから既にできている人も
・ 二の腕以外にも背中にできることがある
では、毛孔性苔癬の直接的な原因を紹介します。実はハッキリしていない部分が多く、一種の体質で生まれつき持ったものと考えられています。
ニキビと似ているようですが、症状が異なるため、細菌感染ではないことはいえます。皮膚の炎症、皮脂の問題、毛穴のつまりなどの症状があるのがニキビで、毛孔性苔癬は触るとデコボコはしていますが自覚症状はほとんどありません。
考えられる主な原因は、皮膚の角質層が分厚くなってしまったことです。角柱と呼ばれる古い角質が毛穴にたまり、それが厚く固まったものが毛孔性苔癬です。毛穴の奥では細胞の異常反応が起こり、毛穴が盛り上がりブツブツしたようなものが次第にできてきます。
毛孔性苔癬は体質も関係しているため、スキンケアによる保湿のみでは改善できないことがあります。栄養のバランスを整えて代謝を促したり、低刺激のスキンケアで保湿したりすることが大切です。
また市販薬を使い治療する方法もあります。サリチル酸ワセリン、尿素配合軟膏、ビタミンA配合の軟膏などです。またケミカルピーリングで古い角質を除去するのも効果が期待できます。病院で治療する場合は医薬品のほか、ダーマローラー治療で毛穴の汚れを除去したり、レーザーで肌のターンオーバーを促したりする方法も有効です。
二の腕のザラザラやブツブツは適切なスキンケアで治ると思っていた方が多いのではないでしょうか？実はとても厄介なもので、医薬品や肌の代謝を促す治療が必要なこともあるのです。特に皮膚がこすれあう肥満者、刺激の強いスキンケアをしてきた方に多いようです。ごしごし洗いや強いスキンケアで肌を傷めている可能性もありますから、優しくケアすることも忘れないようにしましょう。
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