イヤな二の腕のザラザラには原因があった！
ある日気づいて愕然とする二の腕のザラザラとブツブツ！普段あまり目にする機会がないゾーンなだけに、見つけてしまった時のショックは大きいものです。いったいなぜ、二の腕にザラザラができてしまうのでしょうか。原因を正しく理解して、とことんやっつけましょう。
毛孔性角化症の可能性
二の腕にできたザラザラ・ブツブツは、もしかしたら毛孔性苔癬が原因かもしれません。皮膚病の一種ですが女性の4人に1人は悩んでいるとも言われ、ごくありふれた症状です。毛穴に角質がつまっている状態で「鮫肌」と呼ばれることもあります。
毛孔性角化症は二の腕の裏側に発症しやすいため、気がつかないうちにできていることがほとんどです。赤または茶色のブツブツが広がっているため、半袖やノースリーブではかなり目立ちます。思春期の女性にも多く、年齢を問わず二の腕のブツブツに悩んでいる人は少なくないのです。
毛孔性角化症の原因
毛孔性角化症の原因は、現在のところは特定されていませんが、ターンオーバーの何かしらの異常によって引き起こされていることは間違いありません。ターンオーバーとは皮膚の生まれ変わりのことです。
正常な皮膚は内部で育った新しい細胞に押し上げられて剥がれ落ち、生まれ変わりを繰り返しています。ところが、毛孔性角化症では表面の皮膚が剥がれずに毛穴を詰まらせてしまっているのです。思春期や妊娠前後に発症しやすいため、ホルモンバランスが関係しているのではないかと推察されています。
また、タンパク質の一種であるグルテンへのアレルギーであるグルテン過敏症も毛孔性角化症の原因になると言われています。二の腕のザラザラだけではなく、便秘、下痢、偏頭痛、関節痛などがある場合にはグルテン過敏症の疑いもあるので、アレルギー内科等を早めに受診するようにして下さい。
その他、自己処理の脱毛も毛孔性角化症の原因です。保護クリームなどを使用せずに何度もシェーバーを使用するようなことは絶対にやめましょう。
二の腕のザラザラの解消法
二の腕をザラザラさせる毛孔性角化症には、日々の生活を改善することも必要です。ホルモンバランスを整えるためにも、油脂の摂り過ぎを控え、食物繊維と栄養が豊富な野菜をしっかりと食べるようにしましょう。
しっかりと保湿してターンオーバーを改善するためにも、日頃のスキンケアも見直すことをおすすめします。一般的には肩凝りなどを鎮めるためのサリチル酸ワセリンが二の腕のザラザラにも効くという人もいます。また、尿素配合の保湿成分の高いクリームなども良いでしょう。
もちろん、毛孔性角化症は皮膚病の一種なので皮膚科に相談してみることもおすすめします。美容皮膚科のレーザー治療もターンオーバーを正常化するための治療法の一つですが、毛孔性角化症にもより早く高い効果があらわれると報告されています。しかし、保険適用外となるので1回当たり20,000円～30,000円の治療を数回に分けて行う必要があるなど、どうしても治療費がかさんでしまいます。
よりリーズナブルにターンオーバーを正常化したいならば、エステでのレーザーピーリングを利用するのも良いでしょう。病院よりも弱いレーザーを利用した施術になりますが、肌にハリも生まれると好評です。また、フルーツ酸やサリチル酸など利用して角質を剥がすケミカルピーリングもおすすめです。
異常のように、二の腕のザラザラの原因である毛孔性角化症を解消するには様々なアプローチの方法があります。いくらでもコストをかけられるというならば美容皮膚科、時間はいくらでもあるというのならば自宅というところでしょうか。ちょうどその中間に位置するエステが結局は一番使い勝手が良く、無理なく二の腕のザラザラをキレイにすることができそうです。
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