50代女性でもラクラクできるお腹周りの脂肪の落とし方は？
美魔女と呼ばれるアラフィフ世代が目立ちますが、お腹周りが気になる50代の女性もいると思います。年齢とともにお腹の脂肪の落とし方が難しくなりますが、どのような方法でお腹の脂肪を落とすのがよいのでしょうか。50代のダイエットが難しい理由とともにお伝えします。
■20歳当時と比べて1割程度落ちる50代の基礎代謝
年齢とともに基礎代謝が落ちるのはよく知られた話です。50代では、20歳のときと比べると1割程度減少していると言います。たとえば、体重50kgの女性では100kcalほど基礎代謝が悪くなっています。お茶碗を軽めに一杯食べる程度はカロリー消費量が下がっているため、同じ食生活を続けていると、どんどん太ってしまうのです。
50代がお腹周りの脂肪を落とすとき、基礎代謝を上げることは欠かせません。ボディメイクを考えるなら、基礎代謝が落ちてしまわないように、スクワットや腕立て伏せといった筋力トレーニングはしておきましょう。
■体力を使わない運動がよい
50代の身体は若い頃と比べると確実に衰えています。そのため、お腹周りの脂肪を落とそうと考えてジョギングやハードな運動をすると、ケガをしてしまいます。ケガは代謝が落ち込んだり筋力が衰えたりする原因です。かえって運動ができなくなってしまうことを考えると、強度の低い運動から始めたほうがよいでしょう。
また、ケガをしなくとも、50代の体力で長時間運動するのは大変かもしれません。たとえば、脂肪燃焼によいとされる20分以上のジョギングは、体力的に難しいという人もいると思います。一日頑張ってみたものの筋肉痛になり、結果的に運動から遠のくようでは逆効果です。
■体力を使わないドローイング
50代が体力を使わず、お腹周りの脂肪を落とす方法がドローイングです。ドローイングとは、簡単に言ってしまえば深呼吸のことですが、有酸素運動の要素とインナーマッスルの要素を兼ね備えています。
ドローイング自体は、背筋を伸ばして空気を吸い、お腹を凹ませて息を吐き切るだけです。息を吐き切ったら、そのままできる限りキープし続けます。これを一日の中で5回ほど繰り返してください。
体力を使わないと書きましたが、慣れないうちはドローイングで筋肉痛になります。深呼吸だけで筋肉痛になるのは驚くかもしれません。これは腹筋が刺激を受けて筋肉が成長している証拠です。
■50代でインナーマッスルを鍛えるメリット
インナーマッスルの筋肉は、普通の筋力トレーニングではなかなか手に入りません。ドローイングのように、小さい筋肉をじっくり動かすほうが、むしろ鍛えやすいです。インナーマッスルを鍛えるメリットはどのような点にあるのでしょうか。
まず、インナーマッスルはウエストを引き締める効果があります。外側の筋肉を刺激するだけでも効果はありますが、小さなインナーマッスルが重力に負けて垂れてきた内臓を上に戻し、シャープなウエストを作ります。
また、インナーマッスルを鍛えることは、身体のバランスが保ちやすくなり、ケガにも強い身体づくりができる点もメリットです。年齢とともに体幹は弱っていきます。ちょっとのことでふらつくこともあって、自分自身に対する自信がなくなる人もいるかもしれません。そこで、インナーマッスルを鍛えておくと、身体のバランスも保たれて若々しい身体を維持できるのです。
50代からお腹周りの脂肪を落とすのは簡単ではありません。しかし、衰えてしまったインナーマッスルを鍛えることで代謝を取り戻し、ウエストラインもシャープになります。最近、お腹周りがぽっこりしてきて恥ずかしいと感じたら、毎日好きなタイミングでドローイングを実践して、シャープなウエストラインを維持してみましょう。
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