部分痩せをお腹だけ成功させる方法
人によって、痩せたい部分は違います。お腹だけポッコリしていて、部分痩せしたいという方もいるでしょう。ところが、ダイエットしても肝心な部分は痩せないというときもあります。そこでここでは、お腹だけ部分痩せする方法について調べてみました。
■お腹の部分痩せが難しい理由
暴飲暴食など、食生活の乱れはお腹部分の肥満につながりやすいです。ただ、お腹は太りやすく痩せにくい部分であることにも注目しておきましょう。お腹には、人体に重要な臓器を守る役目を持っているのです。
お腹には骨がなく、脂肪に包まれています。これは脂肪にクッションの役割を持たせるためで、大切な臓器を守るためにお腹まわりは脂肪がつきやすい環境が整っているといってよいでしょう。また、手足と比較するとお腹周りは日常的に動かさない部分です。筋肉が発達しにくく、筋肉をつけても衰えやすい傾向があります。そのため脂肪が燃焼されず、凝り固まってしまうのです。
中年以降になってくると、ポッコリお腹になりやすい傾向も出てきます。皮下脂肪や内臓脂肪が落ちにくくなり、便秘などの腸内環境の悪化も原因しています。これを解消するには、糖質や脂質を摂り過ぎないといった食事制限が有効です。同時に、落ちにくい皮下脂肪に対して筋肉をつけて基礎代謝をアップする必要があります。
内臓脂肪が凝り固まっている場合には、マッサージも効果的です。脂肪が硬いままだと、食事制限や運動をしても効果が出にくくなります。落ちにくいセルライトが発生すると厄介ですから、マッサージで脂肪を柔らかくすることで脂肪を落としやすくするとよいでしょう。
■姿勢が悪くなっていないか要チェック
お腹に脂肪がつく原因の一つに、姿勢の悪さがあります。猫背になると、背中が丸まって肩甲骨が開くことから肩が前に出てくるのが特徴です。実際にそのような姿勢をとると、お腹がポッコリ前に出るのがわかるでしょう。日常的にこの姿勢をとっていると、お腹部分の筋肉がゆるんで周囲に脂肪がたまってきます。脇腹にも脂肪がつきやすくなり、くびれがなくなってくるのです。
自分が猫背かどうか判断するには、仰向けに寝てみるとわかりやすいです。床に肩が着かず、浮いている場合は猫背になっています。肩凝りに悩んでいる場合も、猫背になっている可能性が高めです。姿勢を正すだけでも、ウエストがワンサイズ以上変化する見込みがあります。
■お腹痩せに効果的な筋トレ
お腹の部分痩せには腹筋と思いつきがちですが、実は単純に腹筋してもくびれを作るのは困難です。鍛える必要があるのは、腹直筋・腹斜筋・腹横筋という3つの筋肉です。特にお腹周りの中心となる前面の腹直筋は、優先的に鍛えるようにしましょう。お腹を覆う面積が、一番大きい筋肉だからです。腹直筋を鍛えることに力を入れると、お腹の部分痩せを実現する近道となります。
腹斜筋は、脇腹を斜めに覆っている筋肉です。内臓の位置を安定させたり、体幹をキープする役割があります。腹斜筋はコルセットのような役目も持っており、鍛えておくとお腹の左右が引き締まってきます。ボディラインが美しい人は、腹斜筋も鍛えられています。
腹横筋は、お腹の深部にある筋肉です。スポーツ選手が体幹を強化するときにも重視され、いわゆるインナーマッスルの１つでもあります。腹横筋は、お腹全体を覆っているのが特徴です。お腹部分を正面から包み込むように引き締めているのが、腹横筋です。
これら3つの筋肉を意識しながら腹筋をすることで、効果的にお腹の部分痩せができます。腹筋運動は前後におこなうイメージがありますが、左右に腹筋を使う運動をすることも部分痩せには不可欠です。
お腹だけの部分痩せは、十分可能だということがおわかりいただけたでしょうか。正しい方法でお腹の部分痩せにトライして、理想のボディラインを手に入れてください。
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